2010年5月3日月曜日

kangoku.org


わけあって3年間の獄中生活を余儀なくされた男が晴れて
 出所する日が来た。バスに揺られて男はある場所を目指す。

           「俺が戻った暁にはどうか再会してほしい
             もし君が再会を受け入れてくれるなら
              君の家の庭にある大きな樫の木の枝に
               黄色いリボンをつけていてくれないか」

                       ついに男がその場所にたどり着くとそこには
                        一面、黄色いリボンで飾られた木々があった。




K

0 件のコメント:

コメントを投稿